重度心身障害者医療費助成事業 窓口無料制度の維持を

山梨県が重度心身障害者医療費助成制度の窓口無料化を廃止する方針であることを、9月7日付の山梨日日新聞の記事で知りました。

 

甲府市の担当課に問い合わせても、「説明を受けていない」「数十年来の要望でやっと窓口無料化されたばかりなのに、5年目でもう見直すなんて」と困惑していました。

そして8日付の山梨日日新聞では、再来年度(2014年度)から、自動償還払いへと制度を変えようという、県の方針が報じられています。

重度心身障害者医療費助成の窓口無料制度は絶対に維持すべきです。

 

重度障害者と家族は、就労が著しく制限され、多くが経済的な困難を抱えています。

 

窓口無料方式が廃止されれれば、医療費をいったん支払うことが重くのしかかり、必要な医療を受けられない事態を招きかねません。

 

それは、県が負担軽減策であるかのようにいっている「自動償還払い方式」であっても変わりません。

山梨県の重度心身障害者医療費助成制度は、助成対象となる範囲が広く、全国的にも優れた制度です。

優れた制度は国も取り入れて、日本中の人たちが安心して医療を受けられるようにするべきです。

 

しかし、実際に国がおこなっていることは逆です!

独自に医療費負担を軽減している県と市町村にペナルティーを科しているのです!!

 

 

国が悪い。

それは明らかです。

 

し か し、

それにしても、県にも何とかしようという姿勢が足りないのではないでしょうか?

 

リニア中央新幹線中間駅と甲府市中心街を結ぶ新交通システムに、莫大な税金をつぎ込もうとしている時だから、なおさら思うのです。

重度心身障害者医療費助成制度は、心臓、腎臓、呼吸器などの内部障害を含む身体障害、知的障害、精神障害により、医療機関に継続して受診しなければならない重度障害者の医療費自己負担分を県や市町村が助成して無料にする事業です。

 

かつては医療費の窓口負担を払った後、市役所などでの手続きをした後、数カ月後に払い戻しを受ける償還払い方式でした。

しかし重度障害者とその家族にとって、これらの手続きが大変であること、働くことの難しい重度障害者にとって、医療費をいったん負担することが難しいことから、最初から払わなくてもよい窓口無料方式へと、2008年度から改善されました。

 

窓口無料化は悲願ともいえる要求です。

実現に向けて、心臓の障害を抱えた人や透析患者、肢体不自由のある人たちが数年間かけて、県と合併前の県内全64市町村を訪問して市町村長や議長に要請行動を行いました。

当時の運動の中心となった人たちで、既に亡くなった方も少なくありません。

 

現行の山梨県重度心身障害者医療費助成事業は、当事者の命を削るような運動の末に誕生したことを忘れてはなりません。

 

昨年9月には、窓口無料制度の維持を求める2万1,528筆の署名が、県知事に提出されています。


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コメント: 2
  • #1

    長澤 康明 (日曜日, 11 1月 2015 09:31)

    今度の県知事選でもこれが大きな争点になる。ぜひ宣伝を広めたい。知らない人がたくさんいる。

  • #2

    s-hidetomo (日曜日, 11 1月 2015 12:07)

    コメントをありがとうございます。窓口無料方式を復活させるために私もがんばります!!