甲府駅南口のまちづくり 関係者の討論を聞いて感じたこと

甲府駅南口における官民協働のまちづくりについてと銘打ったパネルディスカッションが開かれたので聞いてきました。

主催は「甲府駅南口のまちづくり研究会」。

甲府駅南口地区の土地所有者や在住者及び商業や業務などの事業者、その他まちづくりの研究に賛同者で構成されている民間団体です。

 

甲府駅南口の一帯では、山梨県や甲府市が「修景計画」と呼ばれる再整備を推進しています。

その区域内の商店街についても、「修景計画」と共通の(あるいは調和した)コンセプトに基づく再整備が望まれるというのが、同研究会の考えのようです。

 

 

パネラーは、県庁の県土整備部長、甲府市副市長、地元商店街から2人、まちづくりNPOの理事長、県建築設計協会前会長、県建築士会女性部相談役の7人。

さらに、山梨大学の花岡利幸名誉教授が基調講演しました。

 

私は、「修景計画」をはじめとする甲府駅周辺の再整備について、

1)街の景観が整えられることは大切であり、一概に反対はしないが、

2)街がきれいになったからといって観光客が増えるというものではない
3)「税金を使いすぎてほかのことができなくなりました」では困る

4)推進にあたっては当事者(特に商店主や居住者)が主人公になることが大切であり、成功のカギになる

と考えます。

 

パネルディスカッションもこれらのことを念頭に置きながら聞きました。

 

 

いちばん興味をひかれたのは、地元商店街の2人の発言でした。

甲府城の城壁を活用したまちづくりをすすめようという趣旨でした。

 

いまある地域資源に着目してまちづくりを進めようという発想はいいなと思ったのですが、しかしこれはお二人の私案であり、商店街の合意にはなっていないそうです。

 

 

他の人から、「甲府城の天守閣をつくるべきだ」「観光客を呼ばなければ地方都市の商店街は生き残れない」と強調する発言がありましたが、共感できませんでした。

 

 

花岡氏が基調講演で指摘された耐震性などの問題については検討しなければならないと思いました。

しかし改めて、(1)当事者の合意が形成されているか、(2)当事者の自発性や創造性が発揮されているか、(3)ムダ遣いになっていないかという視点でチェックしていくことが必要だと感じました。

 

 

みなさんはどのようにお考えでしょうか。